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夜空と星
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大会長挨拶

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第8回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術大会
学術大会長:國澤洋介(埼玉医科大学保健医療学部)

 近年、がん治療の進歩により、患者さんの生存率は大きく向上しています。しかし、治療後の機能障害やリンパ浮腫などの問題を抱える患者さんは多いため、リハビリテーション医療の立場からがん患者さんの質の高い生活、人生を共に支えていくことが求められます。
 

 理学療法士は、手術後の痛みや可動域制限を軽減し、日常生活への早期復帰をサポートしたり、化学療法による有害事象や体力低下を予防し、治療を完遂できるようにサポートしたりするなど、治療後の機能回復をサポートするだけでなく、より良い治療や生活を選択するための予防的な関わりや、がんを抱えながら地域社会で生活していくがんサバイバーへの支援まで、幅広い役割を担っています。

 

 患者さんのがん治療の最初から最後まで、そして社会復帰後も継続的にサポートし、より質の高い生活を送るための力となるためには、多くの方にがん・リンパ浮腫理学療法に関心を持っていただき、患者さんの人生に寄り添い、支える仕事に携わっていただきたいと考えております。

 

 本学術大会では、未来を担う若手の研究者、新人理学療法士、理学療法学生を「新芽」に例え、彼らが臨床・研究・教育の場で活躍できる機会を提供することで、がん・リンパ浮腫理学療法の発展と、患者さんのQOL向上に貢献することを目的として開催いたします。具体的には、「新芽の育成と交流」として、若手研究者による発表とベテラン研究者による指導の場を提供すること。学生・新人理学療法士向けの症例検討やワークショップを開催し、実践的なスキルを習得できる場や相談会を通じ、世代を超えた交流を促進することを支援します。また、「臨床・研究・教育の質向上」として、最新のがん治療法やがんリハビリテーションに関する講演や実践的な報告、シンポジウムを通じて、多様な症例に対する理学療法を検討する場を設け、質の高い医療提供に貢献するとともに、成果を広く発信し、がん・リンパ浮腫理学療法の認知度向上を目指します。

 

 本学術大会が、未来を担う「新芽」の成長を促進し、がん・リンパ浮腫理学療法の発展と、患者さんにとってより良い未来の実現に貢献することを願っております。
 

第8回 日本がん・リンパ浮腫理学療法学術大会 公式ホームページ

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